ドキュメンタリー映画が好きな理由
メモとして、まったくの主観を今から書くだけ。
どうしてドキュメンタリー映画が好きかということ。
ドキュメンタリー番組ではなく、ドキュメンタリー映画。
もちろん、番組には番組の良さがあって、大好きだ。
いまから書くのは映画に関すること。
私は様々な人間関係の中を生きていている。
ドキュメンタリー映画に登場する人物も、その人物の人間関係の中を生きている。
その人たちがふと発する言葉、生きる姿、感情が、私が大切に思っている人を想起させるとき、
人間の哀しさや愛おしさに触れるとき、
透明の涙が出る。
大切な人たちは、毎日会えなくて、遠くに暮らしている。
その大切な人たちは、日々年をとり、突然あえなくなってしまうことだってある。
戻らない時間と、変わりつづける場所と、私自身を温めてくれている記憶を思う。
普段生活している分には思い出さないのに。
映画の中でその時その場所で生きていた人を見ていると、ふと思い出すのだ。
そして映画を観ながら、自分の記憶と映画の場面が脳内で行ったり来たりしてしまう。
翻って今自分が生きていることの奇跡を思う。
たぶんそうなったら、その映画はもう客観的に構造的に鑑賞できていない。